ATACカンファレンス2017 京都

assistive technology & augmentative Communication Conference 2014 in kyoto

 

 2017年12月2日(土)   出展企業・団体(50音順)      展示時間 9:30 - 16:00

 

出展日

名称 出展内容

 

12月2日(土)

公益財団法人 伊藤忠記念財団
主な展示品・サービス:わいわい文庫(マルチメディア DAISY 図書)【児童書】

伊藤忠記念財団は,児童書を電子化(マルチメディア DAISY 規格)し,「わ いわい文庫」と名づけ,全国の学校,公共図書館,医療機関などの団体へ無 償で提供しています。様々な障害が原因で,通常の本では読書が困難な子どもたちへ,新しい読書スタイルの提案として実施しています。マルチメディ ア DAISY 図書のパソコンやタブレットでの実演とともに,財団が製作しまし た 348 作品の児童書の書影ポスターなどを展示します。

 

12月2日(土)

異才発掘プロジェクト ROCKET

ROCKET(Room of Children with Kokorozashi and Extraordinary Talents)は,突出した能力はあるものの現状の教育環境に馴染めず,不登校傾向にある小・中学校生を選抜し,継続的な学習保障及び生活のサポートを提供するプログラムです。

12月2日(土)

HMDT 株式会社
主な展示品・サービス:AACアプリケーション「DropTalk (ドロップトーク)」の展示紹介

DropTalk (ドロップトーク) は,視覚シンボルライブラリ「Drops」を搭載したVOCAアプリケーションです。2009年からの開発開始以来,1万人近いユーザーにご愛顧いただいています。この展示では,既存のiPhone版/iPad版の新機能としてスケッチ機能や,手軽にシンボルを作成できるインスタントシンボル,そして全ユーザーでキャンバスを共有できるキャンバスストアの開設,などをご紹介します。また,新規に移植したWindows版の展示も行います。

12月2日(土)

株式会社 エデュアス
主な展示品・サービス:魔法のプロジェクト

魔法のプロジェクトは,携帯情報端末を教育現場でご活用いただき,その有効性を検証し,より具体的な活用事例を発表していくことで,障がいを持つ子どもの学習や社会参加の機会を増やすことを目指しています。優れた事例を発表された実践校より選定された魔法のティーチャーと,プロジェクトや活用についてお話いただけます。

12月2日(土)

かみロボット研究室
主な展示品・サービス:紙でロボットハンドを作ろう!

誰もが慣れ親しんでいる優しい素材"ダンボール"を使った『ダンテ』を作って&遊んで,ロボットへの関心を高めたり,人のカラダの仕組みを学びます。 時間:約45分,費用:無料,必要物:特になし,開催時間回数:西山浩平氏公演(12:30-13:30)後1回5人

12月2日(土)

シナノケンシ 株式会社
主な展示品・サービス:PLEXTALKProducer(DAISY製作ソフトウェア),いーリーダー(DAISY再生アプリ)

読むことに困難のある子どもへの支援として,ハイライトと音声の同期したDAISY(デイジー)が活用されています。 DAISY再生アプリ「いーリーダー」で既に提供されているDAISY教科書を読むにとどまらず,「PLEXTALKProducer」で様々なDAISYの教材を製作することで,読むことに困難のある子どもの実態に応じた合理的配慮に基づく教材の提供を実現します。

 

12月2日(土)

女子美術大学 パステルハート・プロジェクト
主な展示品・サービス:iPadアプリの紹介。ペーパードームを活用したリラクゼーションスペースの提案。

〜知的障害児童生徒のために。そして誰でもが癒される空間として〜 女子美術大学パステルハートプロジェクトが開発したiPadアプリのご紹介と,今回,新たな取り組みとして,知的障害,発達障害の児童生徒向けに,「触覚・音楽・香り・光・映像生体センサー・AI活用によるヒーリング&リラクゼーション空間の演出」を女子美学生とともに制作しています。学生のアイディアをPAPER-DOMEにてご体験頂きます。

12月1日(金)・

12月2日(土)・

12月3日(日)

有限会社 スペース96

障害者関係専門書店

12月2日(土)

DO-IT Japan

障害や病気のある小中高校生・大学生の高等教育への進学とその後の就労への移行支援を通じ,将来の社会のリーダーとなる人材を育成するため,「テクノロジーの活用」を中心的なテーマに据え,「セルフ・アドボカシー」,「障害の理解」,「自立と自己決定」などのテーマに関わる活動をしています。

 

12月2日(土)

日本マイクロソフト 株式会社
主な展示品・サービス:マイクラ体験ドーム

教育版マインクラフト「Minecraft: Education Edition」を体験しよう! ただのゲームと思っていませんか? 是非,教育版マインクラフトを触って,プログラミングの第一歩を感じてみてください!

 

12月2日(土)

パシフィックサプライ 株式会社
主な展示品・サービス:コミュニケーションエイド(VOCA,スイッチ等)

発声の難しい方にとって,コミュニケーションツールとして,VOCAは,活動への参加や様々な経験を体験するために有効な手段です。各種のスイッチは,操作者の補助器具として,意思伝達や家電の操作,子どもの遊び等,多様な使い方があります。活用例と共にそれぞれの機器を展示します。

 

12月2日(土)

富士通 株式会社
主な展示品・サービス:FUJITSU 文教ソリューション K-12 学習情報活用 知恵たま FUJITSU 文教ソリューション K-12 コミュニケーション支援 きもち日記 V1 学びの場で安心して使えるスクールタブレット 富士通のARROWS Tab

21世紀型スキルの育成に必要な,子どもたち同士が学び合い教えあう授業や個々に合わせた学習環境をサポートするソリューションをご提案します。 学びの場で安心して使えるスクールタブレット「ARROWS Tab」,子どもたちの教え合い学び合いを支援する「K-12 学習情報活用 知恵たま」,発達・知的障害などがある子どもたちが日記形式で気持ちや経験を自分自身で表出・文章表現を支援する「K-12 コミュニケーション支援 きもち日記」をご紹介します。

 

 タブレットを活用した新しい学習環境 - Fujitsu Japan
 http://www.fujitsu.com/jp/solutions/industry/education/school/learning/
 学びの場で安心して使えるスクールタブレット:School Tablet:富士通

 http://www.fmworld.net/biz/schooltablet/product/pro01.html

 

12月2日(土)

株式会社 ユープラス
主な展示品・サービス:トーキンゲ工イド for iPad ぽんぽんわ一るど

コミュニケーションを支援する「トーキングエイド for iPad」シリーズのテキスト入力版,シンボル入力版,タイマーを体験頂けます。 又,発達障害者用認知訓練アプリ「ぽんぽんわーるど」の「金魚すくいゲーム」「 おしごとなあに」も展示しますので,ぜひお立ち寄りください。

 

12月2日(土)

Windows 企業ブース

Windows の支援技術製品・サービスの開発企業・団体・研究機関が集結し,新しい技術・製品・サービス等をお伝えします。Windows で可能な支援技術製品・サービスを最大限にお伝えできるブースなので,是非デモや実機を見に来てください。また,様々な分野の支援技術担当がおりますので,是非ご相談しに来てください!
日本マイクロソフト株式会社 / 株式会社アクセスインターナショナル / イースト株式会社 / NVDA 日本語チーム / 株式会社クレアクト / 株式会社シートカルク / シナノケンシ株式会社 / 島根大学総合理工学研究科ヒューマンインターフェース研究室 / テクノツール株式会社 / 株式会社日立ケーイーシステムズ / 株式会社ユープラス

 

12月2日(土)

ATAC講師によるツールとテクノロジーのデモンストレーション

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 2017年12月2日(土)   研究・実践ポスター発表      展示時間 9:30 - 16:00

 

発表区分

発表タイトル 発表者名 要旨

1

 

 

12月2日(土)

「肢体不自由のある子どもたちのための入力システムの開発(2) - プラスチックボールの活用 - 」
 杉浦 徹(独立行政法人国立特別支援教育総合研究所)

いわゆる肢体不自由のある児童生徒へのAACを活用した支援は数多く報告されるようになった。本発表は,100均のプラスチックボールを活用して試作した操作スイッチを紹介することを目的としている。プラスチックボールの加工が容易であり,使用者の実態に応じたスイッチの数,位置,角度のカスタマイズでき,対象児の手の動きにフレキシブル対応できる設定を可能であると考えられる。発表ではフロアの参加者にも実際に操作する体験してもらうことを通じて,支援機器に関する情報交換をしたいと考えている。

2

 

 

12月2日(土)

「特別支援学校教員が出前授業で製作したスイッチ等と実践例の紹介」
 舩木 英岳(舞鶴工業高等専門学校)

筆者らは,「特別支援学校教員に対してモノづくり力の向上を図る出前授業を実施する」ことで,教員のニーズを各自で解決する力を養成することを試みている。出前授業を実施するに当たり,特別支援学校教員から現場のニーズを聞いてみると,スイッチ作りの要望が多かった。そのニーズに基づき製作したスイッチと特別支援学校における実践例をポスター発表にて紹介するとともに,出前授業の教材や資料を展示する。

3

 

 

12月2日(土)

「卒業後の自立まで見据えたキャリア発達を促すICTツール - 作業学習におけるタブレットPCを用いた支援アプリの開発と授業実践による効用の検証 -」
 伊藤 史(岐阜県立郡上特別支援学校)

ICTツールとキャリア教育という視点からキャリア発達を促すツールとして,支援アプリを紹介する。作業学習で在庫管理するアプリは,作業製品の出来高数がリアルタイムでわかり,それが生徒の製作意欲が高まる要因になっている。また,喫茶の様子を動画で客観的に振り返るツールとして,VRや超短焦点プロジェクターを活用することで,主体的な気づきにつながり,自己を振り返り,変えていく力を培うことについて検証した。

4

 

 

12月2日(土)

「特別支援学校における「デジタル連絡帳アプリ」を利活用した教育支援連携実践モデルの提案」
 中川 宣子(京都教育大学附属特別支援学校)

特別支援教育における児童生徒の自立,社会参加のためには,家庭・学校間の連携,協力は不可欠であり,そのためには児童生徒の情報を互いに伝達し合い正確な情報を共有して,教育支援連携活動を行うことが重要である。そこで筆者らは「デジタル連絡帳アプリ」を研究開発し,家庭・学校の教育支援連携システムの構築を提案,実践を行ってきた。本発表では「デジタル連絡帳アプリ」を利活用した教育支援連携の効果を検証し,特別支援教育における教育支援連携実践モデルについて提案する。

5

 

 

12月2日(土)

「肢体不自由児のためのコンピュータ入力評価アプリの開発」
 金森 克浩(日本福祉大学)

文部科学省が出した「障害のある児童生徒の教材の充実について 報告」ではICT機器の活用は重要な位置を示しており,有効に活用することが求められている。しかし,肢体不自由のある児童生徒がICT機器による学習を行う際,入力に困難さがあるために機器の操作を十分に行えない場合がある。そこで,子どもの操作の様子を確認し,認知発達の状態を考慮した分かりやすいソフトを提示しつつ,その入力の状態を記録するアプリを開発した。

6

 

 

12月2日(土)

「汎用コミュニケーション支援WebシステムVCANを用いた言語・コミュニケーション支援1 〜システムの概要と支援の現状〜」
 杉山 陽菜子(新潟大学 工学部福祉人間工学科)

われわれは,言語・コミュニケーションに問題をもつ子どもの支援を目的として,1台で柔軟に対応できる汎用コミュニケーション支援WebシステムVCANを開発してきた。Web上で誰でもエイドVCANを製作可能であるが,その内容は個々で多種多様なため,設計しにくいなどの問題がある。その製作を効率化するための基礎研究として,7名のVCANにおいて,利用者属性や使用状況および構造などについて分析し,モジュール化の可能性について論じる。

7

 

 

12月2日(土)

「ロボットを活用したコミュニケーション支援の実践研究」
 松浦 祐介(岐阜県立可茂特別支援学校)

分身ロボットOriHimeは,遠隔地にいる相手とコミュニケーションをとることができるロボットである。「教室に入れないけれど,活動に参加したい」「直接話すのは苦手だが,人と話したい」という児童生徒の願いの実現を,このロボットの活用で目指した実践を紹介する。実機体験コーナー,外部からの遠隔操作実演も行う。 ※本研究はパナソニック教育財団の助成を受けて行っている。

8

 

 

12月2日(土)

「聴覚障害のある幼児のためのAR教材の開発と活用に関する研究」
 藤井 裕士(岡山県立岡山聾学校)

イラストに音声付き手話動画の情報を紐付けした教材(以下:AR教材)を作成した。AR教材を活用することで聴覚に障害のある幼児が生活に関連する情報を主体的に見る時間に変化が生じるかどうかを比較した結果,主体的に見る時間は一時的に増加したが,それは持続しなかった。作成したAR教材には幼児の情報取得に対する主体性を引き出す効果が低い可能性はあるが,幼児以外に対する効果等も今後検討していきたい。

9

 

 

12月2日(土)

「発達障害のある学生に対する修学・生活上の行動目標管理アプリの開発」
 佐々木 銀河(筑波大学ダイバーシティ・アクセシビリティ・キャリアセンター)

本研究では,発達障害のある学生が自身の修学・生活上の行動目標を管理するWEBアプリケーションを開発し,ADHD・ASDのある大学院生1名へのトライアルを実施した。このアプリでは,学生が自身の行動目標を記録することで,目標の達成状況の自動的にグラフ化し,日々の記録から自身の目標達成頻度を増加させるためのアイデアを得ることができる。トライアルの結果,対象学生において修学・生活上の目標が達成された。

10

 

 

12月2日(土)

「汎用コミュニケーション支援WebシステムVCANを用いた言語・コミュニケーション支援3 〜音声補助手段としてWebシステムVCANを使用しはじめた事例の現状と展望〜」
 秋元 瑞帆(白根大通病院 リハビリテーション科)

汎用コミュニケーションエイドVCANは,Webシステムに移行した。今回はその新システムの利便性を,器質性構音障害と全体発達の遅れがある小1男児の事例を通して示す。本事例は,特別支援学級内で音声言語の補助手段としてVCANを使用し始めたが,場所や時間を問わず手軽にカスタマイズすることが可能になったため,季節や学校行事,児の興味に合わせて随時内容変更を行なっている。このため発達支援ツールとしての有用性も感じている。

11

 

 

12月2日(土)

「学習障がい児の為の楽しく学ぶ療育・教育ソフトの開発」
 門脇 和央(島根大学大学院 総合理工学研究科)

我々は,学習障がい児・者の認知特性に合わせた支援に関する研究を行っており,学習に対して強い拒否感を示す児童・生徒でも興味を持って訓練に取り組めるよう配慮し,ゲーム形式の訓練ソフトの開発を行っている。本稿では主に読み書きや九九に困難を示す児童・生徒を対象とした訓練ソフトや,注意切り替え,ワーキングメモリなどの訓練ソフトの紹介し,それらのソフトを無料で配布する。またソフトの開発・改良依頼も受け付ける。

12

 

 

12月2日(土)

「ラジオ番組向け「自分の声」音声合成システムの開発 〜気管切開したラジオパーソナリティによる番組放送の実現〜」
 渡辺 聡(株式会社 ヒューマンテクノシステム)

人工呼吸器(IPPV)装着に伴う気管切開によって音声を喪失したALS当事者が,「自分の声」による音声合成システムを利用してラジオ番組のパーソナリティを務めている。本発表では,この番組で利用している音声合成システムの構成・特長,番組の制作工程について,デモンストレーションを交えて紹介するとともに,これまでの放送を通じて行ったシステムの改善点や今後の展望について述べる。

13

 

 

12月2日(土)

「ESDの視点で取り組むICT活用実践 〜対話型ロボットで関係性を育む〜」
 岡田 拓也(愛知県立みあい特別支援学校)

今年度,対話型ロボットPepperを導入した。社会性やコミュニケーションに課題のある子どもたちに「他者を意識して接すること・対話すること」を学ばせたいと考えたためである。まだ初期段階であるが,人でもタブレット端末でもない,人型ロボットのPepperが,児童生徒と新たな関係性を生み出している。一方で,動作の不安定さや関わりの柔軟性など課題もある。実践の一端を報告することで,活用の有効性や価値について意見を交わしたい。

14

 

 

12月2日(土)

「汎用コミュニケーション支援WebシステムVCANを用いた言語・コミュニケーション支援2 〜自閉症2事例に対する言語指導場面での特性を活かした取り組み〜」
 遠藤 理紗(白根大通病院 小児言語リハビリテーション外来)

特性の異なる特別支援学校在籍の自閉症男児2事例に言語指導場面を中心にVCANを使用した。事例1は自発的なコミュニケーションや応答のきっかけとしてVCANを使い,要求の増加・語の想起の助けとなった。事例2では発語を補う目的で使い,要求を伝え・要求に応えることが可能となってきた。また,VCANでの文字提示は発声増加を促した。両事例とも,相手への興味・コミュニケーション意欲を育み,楽しく表出する機会を増やすことができた。

15

 

 

12月2日(土)

「ICT機器の活用による、応用行動分析に基づく支援の効率化の研究 〜新しい記録・分析方法による授業改善〜」
 竹内 奏子(信州ABA研究会)

信州ABA 研究会は,ABA の基本である,行動の記録,分析,支援方法の立案,実践までの流れを誰にでも取り組みやすくすることを目的として,本年度から「ICTを活用したABA実践のための新しい記録方法」に取組んでいる。従来のシートへの記入や,ビデオ撮影だけでは困難であった「観察しながらのリアルタイム記録」が,スマートフォンを用いることで簡単に行え成果をあげつつある。取り組みと今後の展望について報告する。

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