ATACカンファレンス2011 京都

assistive technology & augmentative Communication Conference 2011 in kyoto

ATACカンファレンス2011京都は終了いたしました。多数のご参加誠にありがとうございました。

開催内容

ATACカンファレンスは「テクノロジー」と「コミュニケーション」をキーワードに,社会の中で困難さを抱える人たちを支援する技術と考え方を多くの人と共有するために1996年から毎年開催されています。教育や福祉の現場ですぐに役立つ技術や考え方を専門家が分かりやすくお話しします。

 

今年のATACカンファレンスのテーマは「人と技術」
 人は自然の中では弱いものです。科学技術によって安全で便利な生活が保たれている事に気づいている人がどれだけいるでしょうか? 知らぬ間に技術なしでは生きられなくなってきていますが,多くの人が今の生活が自分の能力で保っていると錯覚するようになってきています。その昔,夏は暑い,冬は寒いものと誰もが納得していましたが,エアコンで一年中快適な生活が当たり前になっています。障害に対しても,人は戦うべき対象とし果敢にいどんでいます。遺伝子治療,神経再生,人工臓器,ロボットなど先が見えてきたものもあります。人はどこまで進んで行くのでしょうか?
 3月の大震災は,自然の前にいかに技術がもろいものか,これからも自然と対峙し続けるのかという問いを与えてくれました。その一方で,人が支え合う大切さ,心の世界の大切さも教えてくれました。
 ATACは科学技術の進歩を否定する会ではありません。人と科学技術の共存を見つめつつ,未来の教育や福祉を描いていきたいと思っています。

 

今年のATACは参加型カンファレンス
 今年のATACカンファレンスの特徴は,基礎的な知識をじっくり学びたい人のためにプリカンファレンスを充実させました。変わらず大切だと思われるセッションはプリカンファレンスでゆっくり学んでいただけます。様々なメニューの中から1つの講座を選んで一日ゆっくり学んでいただきます。一方,メインカンファレンスは皆さんに発表していただく時間を拡大しました。これまでATACは主催者企画のセミナーが中心でした。しかし,いささかマンネリ化しているのではという声もあり,皆さんから新しい風をATACに吹き込んで頂ければと思います。また,従来のATACは多くのセミナーが同時並行で開催され,参加者がゆっくり情報交換する時間があまりとれませんでした。そこで今年のATACはポスター発表と展示発表のスペースと時間を充実,また,イブニングセッションでも会話できるようにプログラムを組んでいます。

  障害理解プログラムとしてリビングライブラリーも開催しています。様々な生き方をしてきた語り部の声に耳を傾けて下さい。


ATACのプログラムのダウンロードができます

(PDF 10.01 MB,A3用紙で印刷すると実寸サイズになります)。

PDFファイルをご覧いただくためには,Adobe Acrobat Reader が必要です。

Adobe Acrobat Readerはアドビシステムズのサイトからダウンロードできます。

Adobe Readerをダウンロード


[日時]
2011年12月16日(金)〜 12月18日(日)
 
12月16日(金)プリカンファレンス
10:00−16:45(9:30受付開始)
 
12月17日(土)メインカンファレンス
9:30−17:00(9:00受付開始)
17:15−19:00(レセプション)
 
12月18日(日)メインカンファレンス
9:15−16:00(9:00受付開始)
[場所]
国立京都国際会館
〒606-0001 京都市左京区宝ヶ池
[主催]
ATAC,特定非営利活動法人 e-AT利用促進協会
©2011 ATAC.All Rights Reserved.